1979年のTV放送開始から数え、今年で40周年という節目を迎えたガンダムシリーズ。最新作の劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』や『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』などの情報をいち早くファンに届けるため、ステージには『ガンダムビルドファイターズ』ユウキ・タツヤ役や『ガンダム Gのレコンギスタ』マスク役などで知られる声優の佐藤拓也さんと、グラビアアイドルの十味さんが登場。ガンダムが趣味だというタレントの綾見有紀さんをMCに迎え、会場に集ったファンに向けてトークショーを展開しました。
ステージは劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』最新情報からスタート。2019年11月29日(日)より封切りとなる第1部「行け!コア・ファイター」冒頭3分間を上映し、「すごく懐かしい気分。もうTVシリーズの収録をしたのが5年ほど前になるので、その時の気持ちを思い出しました」と佐藤さんが話す一方、十味さんはGセルフを操縦しながら追われるラライヤを見て「いきなりすごいピンチじゃないですか!」と続きが気になる様子。佐藤さんが「でしょ?富野(由悠季)監督の思うツボですよ」と受けると、その流れで昨日、第2部の台本を受け取ったばかりだと話して会場を沸かせる場面もありました。佐藤さんいわく、第2部には「知らないシーンがたくさんあった」とのことですので、その内容が早くも気になるところです。
続いては、新作アニメ『ガンダムビルドダイバーズ Re:RISE』からキャスト情報や新キャラ&メカ、OP・ED情報が明らかに。主人公のヒロト役を小林千晃さん、カザミ役を水中雅章さん、メイ役を渕上舞さん、パルヴィーズ役を南真由さん、フレディ役を加隈亜衣さんがそれぞれ担当することが発表。さらに、主役として発表されたばかりの小林さんがステージに登場するサプライズもありました!
ヒロト役/小林千晃さん
カザミ役/水中雅章さん
メイ役/渕上舞さん
パルヴィーズ役/南真由さん
フレディ役/加隈亜衣さん
新キャラとしては、ヒロトの幼馴染であるムカイ・ヒナタ(声:若山詩音さん)や、ヒロトが過去に出会った女性ダイバー・イヴ(声:水瀬いのりさん)が発表。まるでアメコミのキャラクターのようにパンチのあるビジュアルなキャプテン・ジオンも公開されましたが、CVはまだ秘密とのことです。
ムカイ・ヒナタ役/若山詩音さん
イヴ役/水瀬いのりさん
キャプテン・ジオン
ヒロト役に決まった時の気持ちを尋ねられた小林さんは、「俺がガンダムに乗っていいんだ」という驚きが大きかったものの、段々と喜びが沸いてきたと話します。お母さんに「大きい役が決まったよ」と電話したそうですが、「どんな役なの?」と聞き返されても情報解禁前で教えられなかったとジレンマを抱いたそうです。
新メカとしては、ν-ジオンガンダム、エルドラアーミー、エルドラブルートの3機が公開。小林さんは異形のフォルムがひときわ目を引くエルドラブルートについて、その素体が『機動武闘伝Gガンダム』に登場したデスビーストと思われる点に言及しつつ、「4つ足というのがシブいですよね!」と興奮気味にコメント。佐藤さんはν-ジオンガンダムについて「『Zマークとファンネルつけたら強いやろ!』っていう発想が“俺の考えたガンダム”感があっていいですよね」と笑顔。十味さんは新キャラのイヴがかわいいと感想を述べると、一緒にアフレコをしている小林さんからは「(水瀬さんの演技で)かわいさがバンバン伝わってきますよ」と期待を煽る一言が飛び出す場面もありました。
ν(ニュー)-ジオンガンダム
エルドラアーミー
エルドラブルート
続けて、オープニングテーマ「リライズ」を歌うのが前作『ガンダム・ビルドダイバーズ』でもエンディング主題歌を担当したスピラ・スピカに決定したと発表。エンディングテーマ「MAGIC TIME」を歌うのは、ガールズヒップホップユニットのスダンナユズユリーであることが明かされました!
ガンプラがテーマの本作にちなんで、10月に発売を控える「HGBD:R 1/144 アースリィガンダム」と、その核となるコアガンダムがステージ上に運び込まれる一幕も。これまでにない形状をしたコアガンダムを見た小林さんは「アニメ作中でも(コアガンダムが)小さいと言われるシーンがあるんですが、実際に見ても小さいですね」と率直な感想を吐露。様々な装甲パーツと合体することで変化するという新たな試みについて、「海とか山とか行く時に着替えるでしょ?」と佐藤さんから説明を受けた十味さんは、「デートの時に着ていく服を考えるみたいなものですかね?」と解釈。小林さん・佐藤さん両名から「だいたい合ってる!」とお墨つきが出て、客席からは笑い声があがりました。
ステージが終盤に差しかかると、実はまだ1度もガンプラを組んだ経験がないと話す小林さん。人生で最初に作るガンプラをアースリィガンダムにしようと決めているそうで、佐藤さんが「小林くんは自分の(キャラが使う)ガンプラがこれからどんどん出てくるから、テンション上がると思う」とビルドシリーズの先輩としてコメントを送りました。
最後の挨拶では、「今年で25歳になる僕に対して、ガンダムは40周年。ファンの皆さまのおかげでガンダムという作品がずっと続いてきて、今このステージに立てているすごさを感じています」と小林さん。今日の格好について、富野監督っぽさを意識したという佐藤さんは「ガンダム作品に感銘を受けて声優を目指し、富野監督という人一倍のパワーを持ったクリエイターと仕事できる毎日はとても刺激的。(劇場版『Gレコ』の台本を読むと)富野さんが“本当はこういう風にしたかった”という意図を感じます。監督は劇場版全5部を『死んでもやる』と言っているので、富野さんが見せたかったものを皆で見られたらいいなと思います」とニッコリ。大きな拍手に包まれながらステージの幕を引きました。
「C3AFA TOKYO
2019」では、ステージイベント以外にも、多くのメーカーやディーラーによるアイテムの展示や販売などが行われています。さらに、恒例のコスプレも! それらの情報も別記事でご紹介しますので、下記リンク先のまとめページからチェックをお忘れなく!